1週間程前のNHKのニュースで報道されていたのですが、この度、トイレの操作ピクトグラム(ピクト)を標準化することになったそうです。
発表したのは、一般社団法人日本レストルーム工業会です。
「標準ピクトグラム」
一社)日本レストルーム工業会
ニュースリリース(17/1/17)によると、昨今の訪日外国人観光客の急増を受け、”だれでも安心して使えるトイレ環境”を目指し、トイレ操作パネルにおけるピクトグラム(絵記号)の標準化を図ることを決定したとのことです。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催が大きなきっかけにもなっていますが、近年の外国人観光客の増加等を背景に、ユニバーサルデザインによるピクトグラム(サイン)の標準化の動きが活発化しています。
日本で爆発的に普及した温水洗浄便座も元々は医療や福祉分野での使用を目的に作られたものですが、それが今では一般社会に広く普及しており、温水洗浄便座自体もまさしく全ての人のデザインであるユニバーサルデザインの典型的なものと言われています。
昨年も、私も大好きな温泉の「温泉マーク(ピクト)」の変更が議論されたり、地図記号なども標準化やよりわかりやすいものにするという動きが出てきています。
国際標準化への申請の動きもあるようですので、世界中で使用されるようになると、より一層わかりやすくなり、全ての人たちのデザインになりますよね。