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2016/03/19

【東北・振り返り-3】 フェリー船室

今日は、3回目の東北訪問の振り返りをしたいと思います。

苫小牧で、八戸行き21時15分発のシルバーフェリーの「シルバープリンセス号」に乗船しました。





乗船したシルバープリンセスは比較的新しい船のおかげか、非常に清潔でユニバーサルデザイン(UD)に配慮された船となっています。

利用したのは2等船室ですが、古いタイプの船のようにただ広いスペースがあって、自由に居場所・寝場所を確保するのではなく、個人的なスペースがある程度確保されており、完全指定席となっています。



出入り口から見た2等船室



個々人のスペース

写真のように、壁際に間仕切りがされており、マットを広げると、枕付きの簡易ベッド(マット)のようになります。
スペースの上部にはロッカーもついています。
また、ロッカーの上には非常用のライフジャケット、壁面には写真からはわかりにくいのですが、コートやジャケットなどをかけるフックも付いています。

ご覧の通り、個人スペースに配慮しつつ、極めて機能的にできています。



写真のように、通路には休憩スペースもありますし、床のサインで船室スペースの出入り口もわかりやすくなっています(UD)。

また通常の船室スペースは、入口部分に段差があるのですが、今日の3枚目の写真からもわかりますように、バリアフリー(UD)対応のスペースも複数用意されています。





ところで、皆さんは船にある椅子は、全て固定されているのはご存知でしょうか?
直接知っていなくても、少し考えればわかることだと思いますが、船は海(波)の状況により大きく揺れることがあり、その都度動いてしまうと非常に危険となります。
地震などの時も、家具など重くて倒れやすいものや動きやすいものは気をつけなければいけませんよね。
当然のことながら、椅子だけでなく、テーブル、ゴミ箱、什器など全て固定されています。
トイレの個室のドアも開放時は磁石である程度の強さで固定できるようになっていました。

無理にこじつけるつもりもありませんが、このように固定するのも、使用による利便性を図りつつも安全性を考慮したUDとなると思います。