昨日に引き続き、東北訪問の振り返りをします。
今回の東北訪問は、夕方に出て早朝に帰ってくる3泊4日の行程ですが、2泊はフェリー泊で、1泊は旅館に宿泊します。
旅館での宿泊は、いつも釜石市の鵜住居、根浜海岸にある宝来館さんに宿泊します。
名物女将のいる旅館です。
ここ宝来館さんも、大津波の被害に遭い、ちょうど2階の窓の真ん中くらいの高さの津波に襲われたそうです。
実は女将さんも逃げ遅れたため、津波にのまれてしまいましたが、運よく助かったそうです。
津波の大きな被害を受けましたが、その後、女将さんは増築&リフォームをし、復興のために頑張っておられます。
玄関前には、次の日の3.11のために使用する手づくりのオブジェのようなものがあります。
女性は浴衣を選べるようなシステムになっていました。
一緒に行った学生は、どの浴衣も素晴らしかったせいか、非常に悩んでいました。
ロビーのフロント横には、釜石高校のセンバツ高校野球大会出場を祝うポスターがありました(まだ試合開始前です)。
トイレのサインもユニバーサルデザイン(UD)に配慮されていました。
(※英訳を見て、新千歳空港のUDの検討の際、どのような英訳にするか検討ワーキンググループで非常に悩んだことを思い出しました)
ところで、いつも震災時やその後の復興のお話しを女将さんに拝聴するのですが、今回、インフルエンザを患ってしまったようで、お話しを聴く会が開かれませんでした。
早く治るようお祈りしております。