欧州調査で一時中断していましたが、東北訪問の話題が少し残っていましたので、今日は久しぶりにお伝えします。
東北シリーズ第15弾です。
9月13日にお伝えしましたので、22日ぶりとなります。
前回、釜石→大槌と続きましたが、今回は釜石に戻って「釜石編②」ということでお伝えします。
2日目の夕方、釜石市に戻って、宝来館という旅館に宿泊しました。
この旅館は、釜石の鵜住居地区にあり、東日本大震災に伴う大津波に遭い、大きな被害を受けた地区にあります。
女将さんは津波にのまれたのですが、命からがら助かった方です。
その模様が撮影された動画は、ニュース映像でも流され、津波の動きにおける貴重な資料映像となっているようです。
ちなみに、津波はこの建物の2階の窓の中間ぐらいまでの高さで襲ってきたようです。
壁の塗り替えをしましたので、もう痕跡は消えてしまいましたが、以前、宿泊した時は痕跡がしっかり残っていたことを記憶しております。
宝来館に宿泊しますのは、私は確か3回目ですが、毎回、食事後の夜に防災や津波被害、震災復興などのお話をお伺いし、勉強をしています。
そのような勉強会(語り部の会)があるせいか、いくつもの大学がボランティアツアー等で、この旅館に宿泊に来ているようです。
震災直後は、左側の建物部分や右側のデッキ部分はありませんでしたが、女将さんが震災復興の中で増築し、お風呂なども作って頑張っておられます。
旅館の前には道路を挟んできれいな松林があります。
また松林の向こうには根浜海岸があり、震災前は素晴らしい景観の白い砂浜が広がっていたようです。
その砂浜ですが、津波により、ほとんどなくなってしまったようです。
時間はかかると思いますが、早くその砂浜が復活することを祈っています。
夕食時は、デッキでかがり火(?)を焚いていただきました。
また運よく、花火大会の日で、花火も観ることができました。
ところで、月曜日の授業は、欧州出張で1回休講してしまいましたので、今日で2回目の授業でした。
月曜日、私は授業(講義)が多い曜日で、2・3・4・5講目と連続して4コマあります。
通常であれば、何とかこなすことができると思うのですが、今日は金・日曜日の新さっぽろ調査、土曜日の情報交換会と業務が続きましたので、体力に自信がある程度ある私でも、さすがに大変でした。
今日は、早めに床に入りたいと思います。