今日も東京出張について振り返りたいと思います。
昨日に引き続き、UD(ユニバーサルデザイン)について、触れます。
近年、特に様々な人が利用する公共的な空間においては、多様な人にとってわかりやすい、利用しやすいユニバーサルデザインに基づく整備が盛んに行われています。
決して東京に限ったことではないのですし、日本に限ったことではないのですが、東京では2020年にオリンピック・パラリンピックを控えていることもあって、またインバウンドが大きく増えていることもあって、特に意識して整備がなされつつあります。
公共交通における案内サインもその1つです。
黄色の蛍光色に黒い文字(もしくは黒に近い色)のパターンが多いのですが、非常に見やすい色の組み合わせとして多用されています。
特に、黄色は注意喚起のサインで使用されることも多いのですが、遠くからでも非常に目立つということもあります。
このパターンで使用することも多いため、遠くからでも「あそこに案内サインがある」ということがすぐにわかりますよね。
そして、この日記でも結構紹介していますが、ピクトグラムなども多用されるようになってきています。
また、上の写真のように、お金をかけて整備するのではなく、よりわかりやすいように手づくりで補完的に案内サインを作るというのも結構行われています。
このように、少しでもわかりやすくなるように、利用者の声からわかりにくいところ、間違いやすいところは日々改善していくことが、UDにとっては重要となります。
黄色の背景色と黒(系)の文字だけでなく、濃い緑などの背景色と白い文字のパターンも非常に見やすいパターンとして使われています。
上の写真は、現在、存在していない国立競技場の部分が隠されていますが、非常に見やすくなっていますよね。
路線も色分けされて、乗り換えなどの時もわかりやすいですよね。
札幌の市営地下鉄は、東西線はオレンジ、南北線は緑、東豊線は青を使用しています。