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2015/05/17

ESと安全

今日はESと安全について、書きたいと思います。

皆さんは、「ES」と聞いて何を想像するでしょうか?

「ES」という略称には、いろいろな意味・使い方があります。
大学4年生ですと、エントリーシート(Entry Sheet)のこと思い浮かべる人が多いかもしれません。

しかし今日は、エスカレーター(Escalator/ESだけでなく、ESCと略すことも多いようです)について、お話したいと思います。

ESに関しては、「急いでいる人のために(?)、エスカレーター(以降、ESと略す)の左右どちらに立ち、どちらを空けるか」ということが地域によって異なり、トリビアとしてよくテレビ番組等で話題になっています。

一般的に、北海道においては、東京も同様ですが、「左側に立ち、右側を空ける」ことが多いため、急いでいるor歩いている人は、EVの右側を階段のように歩いて上がっています。
逆に大阪では、「右側に立ち、左側を空ける」ことが多くなっています。

人間の行動の習性・文化というのは、今回のESのように地域によって異なってきたり、特徴があったりなどすることもあって、調べてみると非常に面白いですよね(私だけでしょうか・・・?)。


ところで、皆さんは最近、そのES(付近)で「歩かないようにしてください」というお願い(注意喚起・啓発)のサインを目にする機会が多くなっていませんでしょうか?





これらの写真は、札幌市営地下鉄大谷地駅のES横に掲示してあるサインです。
他の駅においても同じサインを目にすることができます。

黒地に明るめの黄色、ゴシックの文字となっておりますので、ユニバーサルデザインに配慮され、非常に目立つようなサインとなっております。
ESで移動中でも、目にとまり易く、ある程度読めるように配慮がなされているのだと思います。


さて、私が気付く範囲の話ですが、特に最近、至るところで「歩かないように・・・」というサインが目に付くようになりました。

実は、ESの片側を歩くことは、かなり以前より、場合によっては非常に危険であるということが言われてきました。
接触等により転倒が起きる可能性があるからです(サインから事故も多いことがわかります)。
ESは、当然のことながら階段状になっていますし、床面はギザギザ状態ですので、転倒により大怪我する可能性が高くなってしまいます。

今までは、より危険なリスクを伴う「駆けあがらないでください」などの表現が多かったのですが、事故が多くなっているせいか、また利用者の安全を最大限に考えてのことなのか、理由ははっきりしませんが、より安全にするために「歩かないでください」との表現をするところが多くなっています。

確かに、小さな子どもを手をつないで連れていたり、大きなスーツケースがあったりしますと、歩いている人がいると非常に危険に感じることが多々あります。
そのような場合、ユニバーサルデザインの見地からも、「歩かないように」お願いすることが必要なのかもしれません。

私も気をつけてはいますが、つい歩いてしまうこともありますので、より一層、意識して私自身気をつけたいと思っています。





ところで、このサインは同じく大谷地駅で撮影したサインで、かなり以前からあるものですが、右下の制作者を見ると「札幌市交通局」と「JR北海道」が併記されています。
JRにも同じサインを目にしますが、おそらく協働でマナー啓発・注意喚起(ユニバーサルデザイン)のために制作したものであると思われます。

このようなサインは、協働で取り組むことにより、地下鉄でもJRでも同じように目にすることになりますので、ユニバーサルデザインとしてとても素晴らしい取り組みであると感じています。


自戒の念を込めてお話しますが、ESをみんなが安心・安全に利用できるように、マナーを持って使用するようにしましょう。