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2015/05/19

打ち合わせ&東京出張

本日は午前中、入試関連で2件の打ち合わせがありました。

そして午後は、ある学会の理事会に出席するために、東京出張です。

ある学会と言いますのは、「日本福祉のまちづくり学会」です。
先週の16日(土)にありましたある学会の北海道支部総会も、この「日本福祉のまちづくり学会」の支部総会のことです。

私は、経済学部経営情報学科に所属しておりますので、なぜ福祉なのかと不思議に思う方も多いかもしれません。
実は、学会名の「福祉」は、いわゆる社会福祉だけの意味を表現されているわけではありません。
(私は「公共の福祉」の「福祉」の一般的な意味で解釈しています。但し、憲法学における解釈とは異なるかもしれません。)

日本福祉のまちづくり学会(紹介)は、阪神大震災をきっかけに結成された学会ですが、「法律学、社会福祉学、経済学、情報・通信工学、理学療法学、作業療法学、人間工学、リハビリテーション工学、医学、造園学、土木工学、建築学、都市計画学など市民の生活基盤づくりに関係するあらゆる分野の方々が結集し、市民生活の機会均等と生活の質の向上に向けた新たな「福祉のまちづくり」の枠組みづくり、研究開発に向けた取り組みを目指している」実践的な学会です(学会リーフレット抜粋)。

私は、経営情報学会などの経営系の学会にも入っていますが、研究分野の応用から、このような実践系の学会にも所属しております。
そして私は、経営分野で、もともと交通や移動に伴う意思決定・意識・認知や需要推計、情報認知と行動等について研究・分析を行っていますので、そのような視点を活かしつつ、この学会では実践的な研究活動を行っています。

具体的には、人間がどのような情報を認知し、どのような行動をしているのか、どのように情報を提供すればどのような行動に結びつくのか、交通・移動と行動・意識の関係などを分析しています。

特に、この学会で私は、高齢者など交通弱者の視点を含めて、買い物行動・移動、店舗の立地分析、交通の需要推計(値段・所要時間、運行頻度等との関係/特に航空会社)、情報(サインなど)と認知・行動、商業等によるまちづくり(都市計画等)などの分析を行っています。
また、交通・移動のユニバーサルデザイン(商業施設・公共施設・空港など)やオリンピック・パラリンピックとユニバーサルデザインも研究対象ですし、被災地での買い物行動や生活行動、復興計画・まちづくり計画、企業・商業の活性化などのお手伝いもしております。


名称から誤解を受けやすい学会ですので、前置きの説明が長くなってしまいましたが、本日はこのような学会の理事会に出席していました。

場所は、日本大学駿河台校舎(御茶ノ水)です。
飛行機の便の関係で少し遅刻しましたが、17時半~20時半までしっかりと会議をし、議論しました。



会議終了後、有志の先生方で食事をし、少し前にホテル(品川)に戻ってきました。

明日は、日本ショッピングセンター協会による冠講座とその準備がありますので、朝一の便(6時半出発)で札幌(大学)に戻ります。