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2015/05/06

移動中に見つけたUD Episode1 第5章

第5章 動物園内編(1)です。

1度でまとめてお伝えきれませんでしたので、5章にもなってしまいました。
飽き飽きしている人も多いかと思いますが、もう少しお付き合いください。



この写真は、日本赤十字社がボランティアとして行っていた活動の本部と思われるテントです。
赤十字と聞きますと「献血」を思い出す人が多いと思います。
しかし、このテントは写真を良く見るとわかりますが、実は「迷子相談所」です。
連休中は、非常に混雑している中、家族で来園している人も多く、相当数の迷子が出て困る人も多いと思いますが、赤十字社はこのような困っている人を助けるべきボランティア活動をしていました。

さて、このような迷子相談所というテントを見ますと、迷子が出たときに園内放送で呼び出しをして、家族の人に引き取りに来ていただくというシステムを思い出すのですが、今回は驚くべきシステムを採用していました。

そのシステムと言いますのは・・・

タグの表面

タグの裏面

以上のような写真にあるタグを配布し(このテントの他、様々なところで配っていました)、裏面に子どものなまえと年齢、親など保護者の連絡先(携帯番号)を書くようになっています。

配布しているボランティアの人によりますと、「子どものわかりやすいところにこのタグを付ければ、もし迷子になってもすぐに書いてある連絡先(電話番号)に連絡します。」とのことでした。

迷子放送が聴こえ難かったり、迷子の特徴が上手く伝わらなかったり、引き取り場所がわかり難かったりしますと非常に大変ですが、このシステムはその欠点を上手く克服していると感じました。
これもユニバーサルデザイン(UD)の1つだと思います。

園内を歩いていますと、帽子やリュック・バックに付けている子どもを多く見ることができました。
動物に夢中になっていますと子どもだけでなく、大人でも迷子になってしまいますよね(笑)


ところで話題はそれてしまいますが、2011年4月に実施しました本学の被災地ボランティア派遣第1弾に参加しました私のゼミ(研究室)の学生が、被災地でのボランティア活動がきっかけとなり、日本赤十字社に就職したT君のことを思い出しました。



園内全体の案内図です。
UDをかなり意識して作られていると思いますが、非常に見やすくわかりやすい案内図になっています。
トイレ・多目的トイレやお土産屋さん、電話、休憩所など、ピクトグラムによって、場所がわかりやすくなっています。
また、動物もピクトグラム(?)で表現され、子どもや外国人にも、絵文字(ピクト)でどこにどの動物がいるのか、だいたいわかるようになっています。


 
全体の案内図でもわかりますように、園内の敷地は非常に広く、東園と西園に大きく2つのエリアに分かれています。
 東園と西園を行き来するとなりますと結構な距離がありますので、その間をモノレールが走っています。
当日は天気も良く、非常に暑かったため、非常に多くの人で待ち行列ができていました。
  

 
 
 
モノレールの説明が書いてある案内板です。
読んでみますと、このモノレールは、昭和32年に日本では初めて、世界ではドイツに引き続き2番目に建設運行が始められたと書いてあり、由緒ある交通機関・モノレールであることがわかります。

 


並びながら撮影しましたので、少しずれてしまいましたが、昭和32(1957)年の建設時の定礎の銘板であると思います。
この銘板は、由緒あるモノレールであることを物語っています。
歴史の教科書などに出てくる有名な企業名も刻まれています。

ところで、みなさんはモノレールにも複数のタイプがあることをご存知でしょうか?
代表的な分類として、大きく懸垂式と跨座式があります。
懸垂式はレールが上にあり、車両がぶら下がるようになっているタイプで、跨座式はレールが下にあり、車両が跨っているようなタイプです。
そして、細かい部分の方式の違いでさらに細かい分類に分かれています。

今回の動物園内にあったモノレールが懸垂式、東京の羽田空港と浜松町の間にあるのが跨座式ということになります。



園内全体の案内板同様、非常に見やすくなっています。


ところで、UDからは少し離れますが、昨日5月5日は「子どもの日」、「端午の節句」でした。
本来は昨日、日記の最後に貼り付けようと思っていましたが、忘れてしまいましたので、今日画像を貼り付けます。


動物園の入口に、こいのぼりが泳いでいました。
最近は写真のようにワイヤーを横に張って、非常に多くのこいのぼりを泳がせるところが多くなっていますよね。
特に河川を跨いでこいのぼりを泳がせるところが、あちこちで見られるようになってきています。
 

札幌の某所では、建設会社が設置していると思いますが、クレーン車にワイヤーを括り付け、精一杯高所まで伸ばし、こいのぼりを泳がせているところも見たことがあります。