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2016/05/08

北海道開拓の村のユニバーサルデザイン

今日は一般的にはGW最後の日ですが、5月3日の日記で話題にしました「北海道開拓の村」のユニバーサルデザイン(UD)について振り返って、触れたいと思います。

5月3日の日記でも紹介しましたエントランスである「旧札幌停車場」の建物を抜けて、すぐ左側にある「旧開拓使札幌本庁舎」の建物の前に、UDのサインがありました。



正面の入口は階段がありますので、階段を使用するのが困難な人は、建物の横にあるスロープを利用することができます。



建築物の横には、景観を壊さないように配慮されたスロープが設置されていました。
その手前の段差には、目立つようにスロープが設置されていました。

このような歴史的建造物等に関しては、景観や雰囲気を壊してしまうような整備をしてしまいますと、ユニバーサルデザイン&バリアフリーとしては望ましくありません。
雰囲気を壊さないように配慮・工夫することもUDの大事な要素です。



「旧開拓使札幌本庁舎」の中にあった立入禁止のサイン(ピクト)です。




他の建築物に対しても、スロープが設置されていました。

開拓の村を訪問した時は、GW中であったこともあり、お客さんがかなりおりましたが、車椅子のお客さんも多く見かけることができました。

このようなUDへの配慮は、車椅子利用などのお客さんだけでなく、高齢者やベビーカーなど様々な方への配慮につながりますので、お客さんの増加に繋がります。

また、UD整備はお金がかかると思っている方が多いと思います。
確かに気合いを入れてハード整備をするとお金がかかってしまうのですが、お金がかからないやり方・工夫もたくさんあります。
私は、むしろお金をかけずに、様々な方に配慮するにはどのようにすればよいのかといったことを考えることがUDに繋がるかと思っています。


特に最近、UDにより配慮するこということは、業種に関係なく、CSR(企業の社会的責任)にも繋がる重要な要素にもなってくるかと思っています。