ストラスブールは、「LRTの聖地」とも言われているように、LRT路線を中心にまちづくりを行っています。
中心市街地に車は流入させず、基本的にはLRTと歩行・自転車を中心として、生活行動&観光行動の活性化を行っています。
しかし、LRTだけを張り巡らすわけにはいきませんので、バス路線を補完的に上手く活用しています。
そのうちのある路線、BRT(8月20日の日記で東北のBTRについて若干触れました)による整備を行っています。
需要が少ない地域を走っている路線のようですが、連接バスを使用し、定時性・渋滞回避等のため、一部ですが専用軌道を走っています。
バスの中は非常に広く、高齢者やベビーカーを押している人でも乗りやすいバリアフリー・ユニバーサルデザイン構造になっており、買物などの日常生活行動で非常に移動しやすくなっています。
今日の午後はミュンヘンまで移動です。
ストラスブールにもお別れです。
オッフェンベルグで乗り継ぎをしました。
乗り継ぎ時間は8分間ですが、向かいのホームへの乗り継ぎでしたので、重い荷物(いろいろな所でいただいた資料でかなり重くなっています。それにしても紙は非常に重いです・・・)を携えていてもスムーズでした。
マンハイムでも乗り継ぎしました。
乗り継ぎ時間は7分です。
今回は、別のホームに渡らなければならず、少し苦労しました。
・・・しかし、「10分遅れ」の表示が出て、急いでホームを移動したのにがっかり(ある意味、人安心でしたが・・・)です。
ところが、突然「ミュンヘン行」の電車の表示が消えてびっくりです。
ホームが突然、変わってしまったようです。
日本ですと、重要な情報ですので、赤色や赤色点滅等でお知らせすると思いますが、こちらでは何もありませんでした。
駅構内の放送で言っていたと思いますが、ごくごく普通に話していましたし(緊急性を感じられませんでした)、周辺にいたドイツ人に何も変化がありませんでした(笑)
向かいのホームも違う都市行きでしたので、急いで階段を降り、他のホーム表示を確認して回りましたが、全く見つかりません。
同行している1人が、全速力で駅舎にあるメインの表示板を見に行き確認してくれたのですが、結局は向かいのホームでした。
ホームに戻ってみると、きちんとミュンヘン行の表示がなされていました。
空港などもそうですが、非常時の情報提供は、非常に重要ということを改めて実感しました。
情報提供による受け手側の意思決定、行動の研究を私はしていますので、今後の研究にも活かせるかもしれません。
何とか無事にミュンヘンに着きました。
実を申しますと、切符の関係で大きなトラブルがありましたが、後日、機会があればお話しします。
同じEUとはいえ、国境を超えるといろいろと大変のようです。
ところで、ミュンヘン駅では民族衣装を着た人が非常に多く、何かお祭りをやっていたようです。
ミュンヘンのホテルは空港近くに予約しました。
空港に近いということもありますが、結構高かったのはお祭りのせいもあるようです。
すぐにホテルに移動し、夕食をとりました。
明日は、空港調査です。